先行指数って?

景気動向指数とは内閣が毎月、景気の状況を総合的に判断するため複数の指数を統合した景気の指数です。
この記事の前半では景気の動向に携わる重要な先行指数、一致指数、遅行指数の説明を行っています。後半ではコンポジットインデックスとディフュージョンインデックスの説明を行っています。
最後まで読む事によって景気の指数について悩むことはなくなり、日本の景気動向も敏感に察知できる様になることが出来ます。
先行指数
新規求人数
景気が良くなると企業の受注が多くなり仕事が増えて人手不足に陥ります。そのため、求人数が増えるということはこれからの景気が良くなる見込みがあります。
新設住宅着工面積
新規住宅の建築が増えることにより、建築業界が潤い景気が良くなっていく見込みがある。
実質機械受注
これから生産管理の段階で製品を大量に作る予定があるので先行して機械の受注が増えて景気が良くなっていく見込みがある。
一致指数
鉱工業生産指数
鉱工業製品には、鉄鋼、一般機械、電気機器、精密機器、輸送用機器、繊維工業品、紙・パルプ製品、食料品、たばこ、医薬品など数多くの品物が含まれており、いま生産している量が現在の景気の良し悪しをあらわします。
有効求人倍率
今の求職者1人あたりの求人数を表しています。よって現在の景気と一致指数を知ることができる。
遅行指数
法人税収入
景気が良くなればモノが売れ、そのモノを生産や販売をしている企業の収益が増えるます。収益が増えることにより企業は支払う法人税が増えます。よって景気が良くなった後に法人税の収入が増えるので遅行指数になります。
家計出費支出
景気が良くなれば、企業の収益が増え、そこで働いてる消費者の給料が増える事により、消費者がモノを買い家計の出費が増えます。なので景気より遅れて反映されるので遅行指数と呼ばれます。
完全失業率
景気が良くなる事により企業は人手不足になり、雇用が増加します。よって失業者が減るとなるので遅行指数と呼ばれます。
景気動向指数
コンポジット・インデックス(CI)
景気変動のテンポや大きさを把握するための指数。一致指数が上昇している場合は景気の拡張局面。
ディフェージョン・インデックス(DI)
景気の各経済部門への波及度合いを表す指数。

まとめ
内閣が毎月発表する上記の指数を理解すことができれば、景気の動向が良くわからないと嘆いているあなたも日本の経済状況を理解することが出来ます。
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